● へなちょこシューターへの道!
所持許可交付編
『嗚呼 所持許可証!』
平成15年1月7日
今年はカレンダーでは1/3が金曜日となるため,御用始めは6日の月曜日となる。昨年の話では台帳を作ってから連絡をくれるということなので,早くて6日の夕方に電話が来るかと仕事も手をつけずに(おいおい!)待っていたがいっこうに連絡がこない.今日となっては勘弁ならぬ!(短気である・・・)と思っていた矢先,宇○宮中○署よりできてるよコールが入る!ヤッターぃ!でも既に5時過ぎなので今日は取りに行けない・・・全てを明日に済ませるため,上司に適当なこと(本気にしないように)を言って明日は休みということに!
明日には銃が来るのだから小道具もパーフェクトに揃えておこうと帰りがけにホームセンターにより,柔らかそうなウエスめちゃめちゃいっぱいパック1袋(298円)とゴルフ用のグローブ(26cmのデカサイズ・両手分980円)を購入,ついでに100円ショップでソフト生地の小物入れとCARショップでガンオイルに最高と言われているらしいWD-40を大小缶1つづつ購入してかえりました。あとは明日を待つだけだ!

平成15年1月8日
前日の夜に綿密なシュミレーションを行い(バカである),午後一番で宇○宮中○署を訪問。まずは1階で「火薬類等譲受許可申請」に必要となる2400円の証紙を購入し,生活安全課のある2階に鼻息荒く入っていく!すいません,の一声で担当さんは察したらしくすぐに所持許可証を出してくれました。オオー!これが・・・という程のものではなく,中学高校時代の生徒手帳を思わせる容姿。中をみるとさらにチャちいな!という思いが増してくる・・・いやいやこれを手に入れるためにどれだけの苦労をしたことか!(それ程ではナイ)そんな複雑な想いを巡らせていると担当さんから一言,今日中に銃の確認くる?と質問が,もちろんシュミレーション通り,ハイそのつもりです!とハキハキと返事をしました。その場は許可証をいただいただけで退散し,早速X Trapちゃんを身請けしにミ○ボシ銃砲店へ!大将に許可証でたから引き取りにきた!と勢いよく声をかけ,早速包んでもらうことに!(ウソウソ)落ち着きなくソワソワしているおとうに大将は許可証番号について解説してくれました。最初の2桁は栃木県の番号,次の3桁は宇○宮中○署の番号,次の2桁が西暦でその下4桁がおとうの番号とのことである。(違ったかな?)ここの番号は年明けまでまった甲斐がありNo.1の番号が光り輝いておりました!(ウソウソ)さらに大将に射撃場で許可番号書いてって言われたらこの番号じゃなくって銃毎の許可番号を書いてね!最初は一緒だけど原許可番号とも間違えないでね!という諸注意を受けました。ミ○ボシから貰った革製許可証ケースに大事な大事な許可証をしまいつつ,銃の受け渡し証明書みたいなもの(書類の名前忘れた:警察に出すヤツ)をもらい,ついでに大将に「火薬類等譲受許可申請書」も5000発分用意してもらいました。最初は5000発分しかでないけど次から10000発で出してくれるからね!とのこと。
先ほど警察を訪問してから1時間とたたないうちにX Trapちゃんを抱え,銃の確認にきました!と生活安全課に再度突入!それじゃ銃組み立ててこっちよこして,と言われてはたと気づきました。やばい!教習以来だから組み立てできるかな?シュミレーションではミ○ボシにいる間に組み立て練習するつもりだったけど,ブイブイしてたから忘れて来ちまったい!でもやるしかない・・・あたふたと思いっきりぎこちなく組み立てを始めたものの,緊張も手伝ってなぜか先台がはまらない!担当さんもしびれを切らし,アーもうそれでいいから貸して!と先台なしの半裸状態のX Trapちゃんを手に年季の入った木製身長計測台?を使って全長等確認しておりました。途中銃番号が違うよ!と言われ,焦ったものの,油で見えにくくなっていただけで無事に確認終了!晴れて所持許可証が完成いたしました。X Trapちゃんを片づけた後,こっちもお願いしますと「火薬類等譲受許可申請書」と2400円の証紙を出すと,そうだよね,銃持ったら弾いるよね,って感じで所持許可証の火薬類等譲受許可証欄をちゃちゃちゃ〜と仕上げてくれました。これで弾も買えるようになったし,晴れてシューターデビューだ〜!
一礼をして退室する際に担当さんから最後の一言!「くれぐれも事故のないように細心の注意を払って下さいね!」もちろん心がけます!
警察を出たら次は弾だ〜!ってことでまたもやミ○ボシに。さてここでまた悩み事が・・・弾ってどれ買ったらいいんだ?何もわからんのでとりあえず「いい弾ってどんな弾?公認弾ってな〜に?」と質問をしてみることに。そ〜だね〜弾の広がり方もあるんだけどまずは撃った後にカスが残らないこと!汚れとかカスとか残っちゃうとダメでしょ!それと撃ったときの反動が少ないモノ!もちろん不発とかあるような変な弾はダメだけど,最終的にはお客さんの好みになっちゃうよね!国産じゃなきゃってお客さんもいればレミントンとかしか使わない人もいるし・・・それと公認弾っていうのも特別良い弾ってわけじゃなくって,中身はほとんど同じ弾なのに業界団体で「公認」って名前付けてちょっと値段を高くしてるのもあるし,普通に練習して楽しむだけだったら無理して名前分だけ値段が高くなってるのを使う必要もないでしょ。もちろん公認弾だけを使ってる人もいるよ。っていう感じ。最終的にはやはり自分で選ぶしかないかな?それじゃ〜聴き方変えて,自分でこれからいろいろな弾を試して行きたいんだけどまずはどれから試したら良いと思う?と聞くと,とりあえず500発で税込11000円で出してる弾をみんなに勧めてるんだけどこの辺からはじめたらどうかなっていうアドバイス。これも安い弾は悪い弾って風潮している人もいるんだけど,特別悪いって弾じゃないんだよ。もちろん非公認の弾だけど大会とかでるわけじゃないんだったら安い弾で数撃ちに行けた方がいいでしょ,わかってきてから次のウインチェスターAAとかNIKEとか11000円の弾の公認バージョンのヤツとかに代えていってみたら?ってことで,まずはこの激安装弾を買うことに・・・RIOというメーカーのスパニッシュ製の弾のようでした。この弾は確かネット上で不評の声も聞いた覚えもあるのだが,人に言われたことをハイそうですかとそのまま鵜呑みにするのが嫌いな性格!良くも悪くも自分で確かめて善し悪しを判断してみたいという思いが強く,激安装弾を購入することと致しました。ペーペーのおとうには恐らく弾の広がりがどうとか,反動がどうとかは判別がつかないと思うけど,カスの残り具合くらいは自分の目でわかるだろう!きっと・・・たぶん・・・できないかな?まあいいや,何かの間違えでどっかの大会にでるようになったら公認弾っていうのを買って違いを体感してみよう!わからんかな?それでも・・・
JGTへの登録書類を記入して記念のウインドブレーカーの特大サイズ(LLL:これなら入るか?)を申込み,帰りがけにお手入れセット(4000円)を買いたしていざ帰路に!と思ったら弾が重い重い!250発/箱×2箱がパックされたものを片手で気軽に持とうとしたら持ち上げ損ないました・・・大将から最後に1/19に栃木県総合射撃場でミ○ボシ貸切の練習会をやるから来てね!とのこと。行きます!行きます!もちろん行きます!
今日は休みを取ったから1日が長い長い・・・家に帰ってからはマッドサイエンティストに変身である。説明書を読みながら一つ一つ付属品を確認,ほほーチョークは5本付属してるのか?でもスキート用はないんだな(当たり前である),って感じで・・・付属品の確認の後はいよいよ銃のパーツ確認!先台・銃身・銃床をばらし,各部をまじまじとながめる。特に銃身!やっぱり惚れ込んだハイリブのカーブがたまらない!X Trapと刻まれた文字も光り輝いている(輝いてない)!あ〜この銃にして良かった・・・しみじみ・・・次は組み立てて空打ちケースを装填し,引き金を引いてみる。パチン!二の矢は振り子式のようなので,ヒールを思いっきりたたいて切り替え,さらに引き金,パチン!いいね〜(バカである・・・)何々,説明書によると初矢を下からではなく上から発射することが出来る〜!知らなかった・・・そんな機能があるとは・・・安全器の上にあるスライドスイッチを赤ポチ1つの見える状態から赤ポチ2つの状態に切り替えればいいだけか,簡単だな,どれどれ・・・固くて全然切り替わりましぇん!ビクともしない!なんぼ力を入れても動かん!ムムムッこれはもしかすると説明書にはあるものの初矢を下に固定してあるのかな?こんど大将の所に聞きに行こうっと,どうせ初矢下でしか使わないからどうでもいいんだけど・・・次はDT 10の名の由来となるデタッチャブルトリガー(DT)をデタッチャブルしてみよう!何々・・安全器を撃発の位置からさらに前にスライドさせてカチッとするまで押す,カチッ!OK,OK次はそのままトップレバーを押して元折れする,オリャー!なるほど引金座がとれる!ほほー,引き金はこうなっておるのか・・・これが松葉バネというものだな,ふむふむ,こっちのカチャカチャ動きそうなところが振り子だなきっと・・・う〜ん,壊さんうちに元に戻しとこう!しかしトップレバーっちゅうものはこんなに固いものなのだろうか?こんだけ固いと射台で装弾・脱砲するたびにウォリャーとか大声出して力入れないと元折れできそうにない・・・早く撃って少しでもスムーズに折れるようにしないとムキムキマンになってしまう・・・それと気になる点がもう一点!Berettaのガンケースってハイリブだと入れにくい!分解してケースに入れるとき銃身の幅というか高さというか微妙に窮屈で収まりが悪い!X Trap用のケースちゃんと作ってくれい!
しかし家に帰るなりニヤニヤしながら銃を分解,組立を繰り返し,たまにオオッーとかフームとかナルホドネーとか歓声を上げ,部屋の隅に向かって銃を構えてはうなずき,夜が更けてもほくそ笑んでいる不気味なおとうを我が家の家族はどう思っていたのであろうか?背中に冷たい視線を感じていたのは言うまでもないが,これから始まるシュートライフへの熱い想いさえあればへっちゃらサ!・・・グスン