● おとうの公式参戦記
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第30矢:「いざ出陣,出羽の國へ,天下一決定戦! 3の巻」
 さて,しばらくの休憩時間(ゼッケン作ったりしてるのね)の後,いよいよ平成16年度のダブルトラップ日本一を決めるファイナルが始まります。主審の方もファイナルでは真っ赤な上着を着ての登場となります。還暦のお祝いではありません。出場されるおとうにとっては神様のような選手の方々を改めて紹介しましょう!
予選1位125点・神奈川県I上選手,2位113点・京都府F上選手,3位106点・神奈川県S選手,4位101点・神奈川県T岡選手,5位99点・福岡県O上選手,6位89点・広島県K林選手。なんかこうやって書くと,神奈川県に引っ越して名前に「上」の字を付けるとダブルトラップがうまくなるのかなぁ〜とか考えちゃいますね!(そんなヤツはいない)あっ,おとうは名前に「上」どころか正反対の「下」が付いてました・・・どうりでへたくそなわけだ・・・でもね,こういう出場者紹介を見ているとフツフツと闘志がわいてきますね!いつかはこの舞台に立ってやるぞ〜!もともと出場しただけでも無謀と言える全日本チャレンジですが,こういう場を見せつけられるとやはり気持ちは燃えてきます!

さあ,ファイナルが始まります!本当のトップレベルの争いと言っていいでしょう!ダブルトラップファン必見の大一番です!ファイナルの射順は6位→1位の順となります。これを間違えるバカなヤツが以前二本松に参戦していましたね・・・さて,ファイナルですからパウダークレーが飛び散ります!ダブルトラップだと普通の二倍粉が舞うわけですからとってもカラフルですよね!息を呑むファイナルも出だしは皆さん一進一退,デッドヒートを繰り広げます。

しかし中盤からはやはり大舞台に慣れたI上選手が頭一つリードしてきます。まんべんなく40以上を稼げる点数運びは他の選手と一線を画しているようですね。ついにファイナルも終了!終わってみればI上選手の圧勝です!拍手拍手拍手!パチパチパチ!最終成績は優勝I上選手167点,2位F上選手145点,3位S選手137点という見事なスコアの数々!憧れるばかりです。おとうも3ラウンドで100点を超えるスコアをいつかは出したいものです。当然ですが,全日本選手権優勝の方は大きな優勝カップを抱えた御姿を写真に撮り,射撃場に飾られるわけですね!まあ,おとうが飾られることは一生ないと思いますが,憧れだけは常に持っております。万が一優勝することを考えて今から写真うつりが良いようにプチ整形でもしておこうかな?(いらん心配です!キッパリ!)
 しかし,全日本選手権ダブルトラップファイナルに残った神様達の中で,I上選手はダブルトラップの直前まで試合をしていた全日本トラップ女子でも4位,K林選手も同じく午前中に開催されていた全日本シニアトラップで2位!上手な方は何をやらせてもお上手ですよね〜〜。はっ,逆に何をやらせてもへたくその人も存在してしまうのではないだろうか・・・(自分)
 さて,おとうにとっての平成16年度全日本選手権はこれで幕を閉じます。もちろん大方のシューターにとってのメインイベントである全日本選手権トラップとスキートは翌日以降に熱戦が繰り広げられるはずです!(がんばれ〜,Moon!負けるな〜,JM!)今回の大暴挙とも言える全日本参戦をおとうなりに振り返ってみます。前回の本部公式は参加者も少なく,ある意味運だけで入賞を果たしてしまったため,正直浮き足立ってしまった点もあったかと思います。11位という結果に自分の現在の位置づけがしっかりとでき,改めて足下をシッカリと踏みしめてこれからに望めそうです。スコア的な目標(当面各セット30枚以上を確実に!),順位的な目標(常にファイナルを目指したい!)を自分で持つことができ,漠然とやりたいという気持ちから,確固たる目標を目指す意志が芽生えてきた気がします。何より全日本選手権を終え,ますますダブルトラップを続けていこうという意志が力強くなったことを感じました。やりたい,やっていこうという気持ちがもの凄くわいてきたのです!向上心をより強いものにできた!これが今回の全日本選手権でおとうが勝ち得た価値ある賞品であったと思います!(だから勝ってないって・・・)


おまけ:ぶらり秋田日帰りの旅
 さて,若干誌面が余った(どの誌面のことだ?)ようですので,早起きした時間つぶしにちょっとだけ海岸線をドライブした風景を紹介しましょう。岩城町を国道7号線沿いに北上するとそのまま秋田市内に入れます。国道沿いには防風林と思わしき木々が並びますが,この木が全て陸側に傾いております。おそらくは冬場の海風が大変強く,風を防ぐ木も斜めに傾いてしまうほどのものなのでしょう。秋田に行った日はお天気良好!風もほとんどなし!という絶好の観光イヤ射撃日和だったのですが,これほどまでに木を傾けるほどの風が吹いていたら果たしてまともにクレーが飛ぶのだろうかと不安に思ってしまうほどです。秋田市の海岸沿いには工業地帯のようなところがあるのですが,この端に風量発電の大きな風車が連なるポイントがあります。

アメリカ大陸の○○○○州(どこだか知らない・・・ユタ州かな?ソルトレイクとかの近くにありそうな気がする)などで見受けられるような風景ですね!なんかそこだけ日本の風景ではないような気がしてしまいます。青空に大きな真っ白いプロペラがゆっくりと回る風景はそれだけで何か雄大さを感じてしまいますね。自然と調和した発電というのでしょうか?できるものならこういう形での電力供給が安定的にできるようになれば,地球環境にも優しくなりますよね。さらに海岸線をしばらく行くと,世界10億人のゴジラファンの聖地・ゴジラ岩に到着します。日本海側の海岸は何処でもそうなのかもしれませんが,夕陽が絶景となるポイントが非常に多いそうです。このゴジラ岩もやはり陽が沈む時間が絶好の時間帯らしく,あたかも真っ赤に燃える火の中にその雄姿を映し出すような風景になるそうです。あいにくの朝一番の拝観だったのですが,ゴジラ岩はおとうにニッコリと微笑んでおりました。

ありがたやありがたや・・・
 今回一夜の宿?とさせて頂いた道の駅・岩城なんですが,ここにも風力発電のプロペラが設置してあります。深夜1時に道の駅に到着した時は,眠い目をこすりながら何やら巨大なシルエットがそびえているなぁ〜と思っていたのですが眠いのでさっさとオヤスミ・・・ZZZZZ。朝5時過ぎに周りが明るくなってきて視界に飛び込んできたモノは・・・なんじゃこりゃ〜〜〜,

そこには巨大な風車が!ドンキホーテも真っ青です。ディスカウントショップではありません。それはそれは見事なプロペラがゆっくりと回っているのです。ちょっと調べてみると,道の駅の風車はオランダ製(ラガウェイ社)タワーの高さは50m,ブレードの長さは25m,年間予想発電量は165万kwだそうです。165万kwと言われてもピントきませんが,大体500世帯分の使用電力量だそうです。この道の駅は風力発電フィールドテスト事業として,発電した電力で複合施設として運営している道の駅,総合交流ターミナル(物産館みたいの),海の見える露天付温泉施設,オートキャンプ場,他へ電力を供給しているようです。

射撃後にはここのイタリアンレストランで夕食を済ませたのですが,日本海に沈みゆく夕陽をじっくりとテラスから見れて最高!若者カップル,熟年夫婦,どちらの組み合わせでも楽しめるとてもすばらしいところでありました。

あえて言うなら男3人衆には似合わなかったかな?

 そうそう,我が家のお土産には秋田限定・なまはげバージョンのハローキティーとドラえもんのストラップを買い,翌日の夕飯とするべく「きりたんこ(ぽ)」鍋セットを仕入れて返りました。だまっこも入った美味しいきりたんこ鍋でしたよ!稲庭うどんは買うの忘れたので,最後に雑炊でずずずぃ〜と仕上げましたネ!あっ思い出してもよだれが・・・