日記第3回
銃床の調整編

3.銃の調整

この原稿を執筆している時点で消費弾数が1500発程度ですが、早くも自分の銃に手を入れてみました。

3-1.きっかけ

正直なところ、銃に手を加える気持ちは全くありませんでした。とある銃砲店さんで「上手くなろうと思ったら元台(ストック)を作んなきゃ駄目だよ」と言われた事があります。でも、初心者でフォームも固まっていない状態で作っても意味ない、と思いませんか?それに銃メーカーさんだって馬鹿じゃないでしょうから、『ぴったり』とはいかないまでも一般的には問題ないサイズで作っているはずです。譲って頂いてから銃に手を加えたのは、前所持者が付けていたピンク色の照星を取り外したくらい。これは手を加えたというより元に戻したという感じです。

そんな私が手を加えるきっかけとなったのは、ある射撃場で言われたひとつのアドバイスです。『顎が上がっている』この一言です。正確には顎が上がっているわけではなくて頬付けが甘かったのですが、この一言で頬付けを意識してきっちりと付けるようにようにしたら照星が見えないではありませんか!この後も暫くはそのまま撃っていたのですが、やはり照星の見えない狙いなんて無意味ですので、銃に手を加えてベントを上げることにしました。

3-2.対処方法

お世話になっている銃砲店さんに相談すると、

  1. パテを盛る
  2. 雑誌を破いて貼り付ける
  3. ストックカバーを使用する

という3つの方法をを紹介してくれました。もともと既製品に手を加えるのは好きじゃないので「パテを盛る」のは対象外。残りの2つを試してみてから最終決定するつもりで練習会にストックカバーを持ってきて頂きました。

射撃場でストックカバーを付けて構えてみると、5mm程度ベントが上がったのですが、それでもまだ照星が見えません。そこで雑誌を破いて貼り付ける方法を試してみると、これが意外と高さ調整が難しく上手く行きません。とりあえずストックカバーを付けて撃ってみようかと思っていたところ、アオノスケさんが5mm厚程度のウレタンフォーム(片面接着剤付き)を提供してくれて、これをストックに付けてからストックカバーを被せました。

ストックカバーです。
スナップを外して広げた状態です。
ストックカバーのスナップをはめて取り付け状態にしたものです。元々はライフル用に作られたもののようです。
アオノスケさん提供のウレタンフォーム。
ストックを上から見た状態です。約5mmの厚さです。
ストックカバーを取り付けた状態です。
ウレタンフォームの上にストックカバーが被さっているのが判りますか?

ウレタンフォーム+ストックカバーで10mm程度のベント調整となったのですが、これでリブ&照星ともにしっかり見えるようになりました。

3-3.実際に撃ってみると

実際に撃ってみると、これがかなりの違和感がありました。今まで頬付けが甘い状態で照星が見えていました。これと同じ頬付けでは、かなりベントが高い状態で狙うことになり、クレーの上を撃ってしまっています。頬付けを意識的にきっちりと付けるようにして試してみると良い感じになってきます。的中しなくても照星とクレーの位置関係が掴めるので、失中時や的中時のリード確認が出来るようになりました(今までは『感覚(^^ゞ』でした)。但し、頬付け位置が変わるので、挙銃練習を一から出直しですけど。
(この後、頬付け位置を気にするあまり、挙銃スピードが超遅になっているという衝撃の事実が判明し、挙銃練習は0(ゼロ)から出直しに・・・(T_T)・・・)

3-4.皆さん気になっているようです

意外に良い感触が得られたのでストックカバーはご購入となりました。もう少して足して弾買おうかな〜、という価格でしたが、良い感触につられて買っちゃいました。
不思議なもので、銃に気になることがあるとそれに気を取られて他のことが疎かになってしまいます。以前、二の矢が出ない時などは、シングル撃ちなので二の矢が出なくとも問題がないのですが、気になって撃つ気が萎えてきました。また、当たらない原因を銃のせいにしたくなりますが、銃に気になる点があると余計にその傾向が強まります。それが解消出来たということで、結果には大満足です。

後で判ったのですが、ベントについては気にしている人も多いようです。ウレタンフォーム提供のアオノスケさんは、スキート銃にトラップ銃のストックを付けています。射撃場で注意して他の人の銃を見ると、パテやガムテープで何かを貼り付けて調整している人も見かけます。気になっているのは、私だけじゃないんですね。

副次的な効果として、ストックカバーをしてから銃を間違えなくなりました。銃架に何本も並んでいるとついつい間違えそうになるのですが、さすがにストックカバーで目立っていますので間違えようがありません。逆に間違えて持っていかれることもありません(シール1枚で済むといえばそれまでだが)。