クレー射撃にはいくつかの競技種目がありますが、そのなかでトラップ射撃と同様にポピュラーな競技であるスキート射撃のルールを入門者向けに簡単に解説します。
●スキート射撃とは
スキート射撃とは、簡単に言えば、「左右に設置された2台のクレーハウスから交互、または同時に射出されるクレーを、両クレーハウスの間に半円形に設置された射台で順番に撃っていく競技である」となります。
射撃の単位はラウンドで表し、1ラウンドでは25枚のクレーが各射台から順番に射出され、その内訳は国際ルール、ジャパンルールなどルールによって異なります。ここでは一般的な国際ルールについて解説しています。
●射面について
スキート射撃で使われる射撃スペースのことを「スキート射面」といいます。射面は下図のような造りになってます。
スキート射面は18mちょっとの半径をもった上図のような平坦な広場のような形をしています。
クレーを撃つ場所を射台と言い、上図のように2つのクレーハウスの間に半円形に1番から7番までの射台と中央に8番射台の合計8面の射台があります。クレーハウスはプール(左側)の方が背が高く、上の方からクレーが射出されます、マーク(右側)は低い位置(射手の腰くらい)からクレーが射出されます。おのおののクレーハウスから射出されたクレーは上図のセンターポール(地面に立った短い白い木の棒)の真上を通過して左右の防護ネットに向かって飛んで行きます。
射手は最大6人までのグループ(射団といいます)になってそれぞれの射台で決められた順番に撃って行き、1番から8番までを巡って合計25枚のクレーを撃ちます。
下写真はスキート射面の例です。
写真は射面中央から一つ右よりの5番射台から射面の左半分を見た状態です。屋根のついた部分の白線の四角が射台です、一番手前が5番射台で、左に4、3、2、1番の射台が続いています。画面中央の小屋はクレーの放出されるクレーハウスです、このクレーハウスからのクレーをプールと呼びます。クレーの射出口が射手の上方にあるのが見えると思います。
上の写真はこんどは射面の右半分です。射手のいる射台が6番射台です。その先に見えるのが7番射台と右のクレーハウスです。このクレーハウスからのクレーをマークといいます。こちらの射出口はかなり低い位置にあることが判るとおもいます。
下の写真は中央の8番射台です。
このような射台ごとのクレーの射出パターンはルールごとに異なっていますが、プールまたはマークのどちらか一方からのみ射出されるクレーを「シングル」と言い、これを撃つときは弾は1発のみ発射します。
またプールとマークから同時にクレーが射出されるのを「ダブル」と言います、これを撃つ時は2発の弾を装填して、決められた方のクレーを先に撃ち、続いて反対のクレーを撃ちます。
いずれにしても1枚のクレーに発射してよい弾数は1発だけです。
また正確なルールでは、銃は下の写真のように腰に付けて射撃準備姿勢とし、マイクにむかってかけ声(コールと言います)を掛けて、3秒以内のランダムなタイマー時間の後にクレーが射出されますから、その後で銃を肩付けしてクレーを撃破します。
ただし初心者の時などは銃を肩付けしたままでコールしたり、タイマーなしでコールすることも可能です。
代表的な国際ルールのパターンは以下の通りです。
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射台
|
クレーの射出順
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ダブルの撃つ順 |
枚数
|
|
1
|
プールシングル
|
ダブル
|
-
|
プール->マーク
|
3
|
|
2
|
プールシングル
|
ダブル
|
-
|
プール->マーク
|
3
|
|
3
|
プールシングル
|
マークシングル
|
ダブル
|
プール->マーク
|
4
|
|
4
|
プールシングル
|
マークシングル
|
ダブル
|
プール->マーク
|
4
|
|
5
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プールシングル
|
マークシングル
|
ダブル
|
マーク->プール
|
4
|
|
6
|
マークシングル
|
ダブル
|
-
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マーク->プール
|
3
|
|
7
|
ダブル
|
-
|
-
|
マーク->プール
|
2
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|
8
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プールシングル
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マークシングル
|
-
|
-
|
2
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このようなパターンで撃っていきます、なおクレーが割れて出た場合(出割れ)などは撃ち直しになります。
以上、簡単にルールを説明しました。
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