特集第5回 バイクで行こう射撃場!
バイクでの射撃用品携行ガイド
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これらの携行品を全て入れて行くのにわたしはこれを使ってます。

これは登山用品をあつかっている、スポーツショップで入手した「タトンカ」バックパックです、これに携行品すべてを入れて、背負っていくのです。
このパックの特徴は、容量の大きい割に、幅が狭いので、銃の収納に最適な形状をしていることと、重量のあるものを背負っても、背中や肩に当る部分がパッドになっていて、負担がかるいこと、背負うベルトの取り付け位置を上下に変えられることです。さらにジッパーが浸水しにくい形状になっていることもあり、購入しました。
しかしこの製品は最近のトレンドに従い、
底部がジッパーで開くようになってます、登山などでもこの部分が不用意に開いて、内容物が脱落することがあります、最善の選択は底部が一体になった物をお買いになることです。わたしはたまたまこの製品を購入しましたが、同じメーカーでも底部の開かない構造のものがあるので、絶対そちらを選んで下さい。
バックパックを選定するには上記の条件にに合致するものであれば、いろいろなメーカーから製品が出ていますので、価格などを考えて選べばよいでしょう。
さて、実際に銃や装弾、用品などを携行するにはいくつかコツがあります。

(1) 銃や装弾を個別の容器に収納してから、それぞれの容器ごとバックパックに収納すること。
(2) パックの底部にクッション材を入れること。


まず(1)ですが、適当にいろいろな物をバックパックに入れていくと、パックの低部にすべての物が片寄ってしまい、バランスが悪くなってしまううえに、銃や装備がぶつかって傷がついてしまうことがあるのと、しらないうちに、振動で装弾がばらばらに箱から出てしまい、危険なことになるのを防ぐ必要があるためです。
わたしの場合は、銃は「用品紹介ページ」で紹介させていただいた「ボブアレン・ブレークダウンケース」に銃を入れて、これをパックに収容しています。

近い射撃場(自宅からバイクで15分)には、この銃ケースに銃を入れ、その他の携行品は小さいバックパックに入れて、そのまま担いで行ってます。目立たないケースなので非常に便利に使ってます。
装弾は写真のバッグに入れてさらにこのバッグをバックパックにに入れています。
このバックの本来の用途は、「学童用上履き入れ」です、100円ショップのダイソーで買いました。これが装弾25発入りの箱を5個入れるのにちょうど良い大きさで、これを1個で125発を携行でき、上記のバックパックには物理的には2パック以上入りますが、実際には2パックまでが重量や強度的には限界だとおもいますので、最大250発を携行することが出来ます。

装弾をこのケースに入れる事で荷崩れするのを防げますし、万一の転倒時でも幾分安心です、しかし遠距離の場合はできれば射場近くのショップで当日購入したり、射場で追加購入したほうが楽なので、沢山もっていく方は絶対に車で行って下さい。わたしはバイクでいくときは2ラウンド分ぐらいしか持って行かないことが多いです。
残りの小物(グラスやグローブなど)は、適当なパックに入れて最後に収納して下さい。これらを最初に入れると、装弾の重みで壊れる可能性がありますから必ず最後に入れましょう。
また小物をタオルなどに包んだ状態たけでいれるのも止めましょう、なんらかのファスナーなどでちゃんとした封の出来るバックにいれておかないと、必ず中身が出てしまいます。頭の悪い人はかならずこれをやりますから、十分に注意して下さい。

(2)はなぜかといえば、本来このようなバックパックは衣類や食料などのトレッキングや登山の装備を入れるための物なので、底部も柔らかいナイロンで出来ています。全体の強度は十分ですが、ここに今回いれるような重量物をいれると、中央の1点に荷重が集中することになり、そこが痛むことになるため荷重を分散させる必要があるためと、実際にはこのバックパックの重量は肩では受けずに、バイクのシートに底部をのせる形でバイクに重量を預ける形で運転していくことになるので、このときバイクからの振動が銃や装弾に伝わるのを防ぐためです、もっともこの防振はそれほど神経質になることはないですが、これもタオルなどを入れただけでは意味がありません。私はホームセンターで買った板状の硬質発砲ウレタンの厚さ2cmほどの物を、底部の形にあわせて切り抜いて入れていますが、この方法は普段のツーリングでも荷崩れを防ぐのに有効な方法です、お試し下さい。
さて、これらの物を入れる順番は、まず底部にクッション材をいれ、続いて銃ケースを入れます。つぎに装弾のケースを銃ケースが背中側にくるように入れます。この時ちゃんと底部のクッション材の上に直接のるようにして下さい。そのあとで雨カッパや射撃ベストを間の隙間を埋めるように詰めて、最後にシューティンググラスなどの入ったケースとクリーニングキットなどを入れます。

注意!底部が開閉できるようになっているバックパックの場合は不用意に底部のファスナーが開かないように(振動で絶対開いてくる!)、ファスナータブの穴同士をキーリングを通して連結しておきましょう。また底部を回っているベルトがありますから、その長さを調整して、底部の荷重をそれで受けるようにしましょう、装弾を道路に落としたりすることが絶対無いように細心の注意を払って下さい。最善の方法は底部が一体で開かない製品を購入してください。
携行品をすべて納めた状態で、自分の愛車に跨がってみて下さい。ライディング姿勢
をとってみて、丁度バックパックの底部がシートまたはリアカウルに乗った状態で肩ベルトの位置が最適な状態に、肩ベルトの取り付け位置を調整して下さい。(このために肩ベルトの調整出来る製品を選びました)

これですべてOKです、重いものをせおっていますから、無理な加減速やコーナリングはせずに、のんびりと射撃場に向かいましょう。いってらっしゃい!

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