特集第1回
インポートシューティングベスト購入ガイド
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●クレー射撃について多少の知識のある一般人(特に若い人)のイメージは、はっきりいって格好がダサい!の一言です。「なんか農協でくれる肥料メーカーロゴ入りの帽子みたいなキャップをかぶって今どき見たことないようなダサーいサングラスかけて、釣りに行くみたいな安っぽいベスト着ちゃってる」みたいなイメージですね。「こりゃいかん」とわれわれスタッフ一同(本業デザイナー含む)は考えた結果、カッコよく安上がりなウェアやグッズを紹介して行こうと、特集記事の連載を開始しました。

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●さて、今回の特集内容は、サイズ選びの難しい、インポートベストの選び方についてです。
ベストはネット購入を考える時に皆が一番最初に思い付くグッズの一つです。しかしこれは一番失敗しやすい商品の一つでもあります。なぜなら各メーカーごとのサイズや形が大きく異なり、日本人の体型に合った商品を選ぶのが難しいからです。しかし逆にいえば、欧米人なみの体型の方や、多少太め(かなり太めを含む)の方は、国内のショップではオーダー扱いになり、そのうえなぜかぴったりフィットする物が入手できないのが現状なので、個人輸入を試してみる必然性があります。まあ多少の失敗があってもそこはまた楽しみとして、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
では具体的に海外のベストはどのような特徴があるのでしょうか?

(1).米国で販売されている商品にはアメリカンタイプとインターナショナルタイプがあり、またトラップ専用の丸首タイプが見つからない。
これはほとんどのショップのオリジナル商品はいわゆるアメリカンタイプで、メーカーの商品はほとんどインターナショナルタイプになる様です、ショルダーパッドの形状の違い、エンプティーシェル(空薬莢)回収ポケットの有無やタオルループの有無などに違いがありますがあまり明確ではないようです。例としてWILD HARE社の商品写真を載せておきます。お好きな方を選べば良いでしょう。またトラップ専用の物は基本的に日本にしかありません。

(2).小さめのサイズはあまり在庫がなく、全体に肩幅と胸囲が大きめである。
これはあたりまえで、小さめはユースサイズといって、少年向けのサイズのものがあるので、(ただしあまり売れるものではないので通販には出ません)大人向けのサイズは平均的な米国人のものになります。
この場合のサイズ表示はSML表示のものと、38,40,42などのインチ表示の物にわかれます。
また全体に肩幅と胸囲が日本人より大きめなので、身長と胴回りがぴったりでも、胸囲が合わないと、胸回りに歪みが出て、トラップでは肩付けに問題が、スキートではスムーズな挙銃が出来ないという問題が出ます。やせ形の方や小柄な方は、国内製品をショップで試着して購入するのが無難でしょう。

(3).メーカーによって大きさが異なる。
前項と絡みますが、一番の問題はメーカーごとの同サイズでも、実際の大きさや形が異なることです。
一般的に日本のサイズで「
L」の方は、1サイズ小さい「M」を選択して下さい。他のサイズも同様ですが、ベストやジャケット類の場合は幾分大きめになっている場合が多いようですので、下にあまり厚着をしないなら、2サイズ下でもOKな場合があります。メーカーによる大きさの違いは、大きいサイズほど差があるようで、L以上のサイズでは実際ボブアレンを平均とするとベレッタは少し小さめ、ブローニングは半サイズ大きめの感じです。とくにヨーロッパ製品は注意が必要で、SML表記がアメリカサイズなのかイギリスサイズなのかで大きく異なります。あるイギリス製のベストのXXLとブローニングのXLがほとんど同じサイズでした。
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