お年寄りや障がい者やお怪我をした方なんかがね、旧営団地下鉄(現東京メトロ)と同じだと思ってエスカレーターに乗っちゃって、だれもいない踊り場で戻ることも出来ずに途方に暮れている状況になんども出会っています。で、なんでこんなことになるのかって理由はね、戦前に開業した当初から利用者をお客様と捉えていた営団と、使わせてやっていると考えてた都営の違いなんですねえ。これ、地下鉄に限らない話でね、日本のお役所には「民を甘やかさず」と「健全な精神は健全な肉体に宿る」の2つの意識が戦前からあってね、そこに「官は民の上に立って指導統括する」って意識も相まってこのような状態を産んでたんだよね。ま、今はもう同じ都営の身、もうすぐ統合なんだろうけどね。