朝8時半、お散歩をするクロさん、今日はお留守番ね。

ロビンパパの家によって。

ジョイフル山新に。買ったのはこの袋。

これでサーベイメーターを汚染から守ります。

それではこれから10月に開催される10DAYSの会場を下見に出掛けます。

付き合ってくれるロビンパパ、ありがとうさん。

弱者が早々と例年通りの開催を告知した10DAYS。開催されるキャンプ場は福島県楢葉町にあります。楢葉町は全域が警戒区域に指定されていて立ち入ると罰せられる事になります。ただし会場は20キロ圏のわずかに外側の緊急時避難区域内にあります。
現状では立ち入りが制限されているわけではありませんが、不要不急の立ち入りは控えるようにとの勧告が出ています。実際、楢葉町は役場ごと避難していますし、会場への入り口になる広野町でも、町民ほぼ全てが避難しています。しかし、アホ政府と悪辣官僚が結託して明後日で緊急時避難準備区域を解除しようとしています。自治体としては解除後除染を全戸に行なってから、順次帰宅する事に決定いたしました。
さて、地元民からの情報ではかなり汚染がひどい場所も多く、当然キャンプなんてもってのほかと言われていますし、私の本心としては、ここも鬼ヶ城も除染がすんでから再開する方が順当だと思いますが、リスクはすべて参加者自己責任でとの状況に対応して、自己責任で参加される方のためにも、放射線量やお店の状況、スタンドやコンビニの状況などを調べてくるつもりです。

さて、茨城県内の常磐道の空間線量はこんな感じです。ただし、この機器は40秒毎に測定し、それを直前の4回の値を平均処理して線量の平均値(かなり正確)を表示しているので、高速で移動しながらの測定値は160秒移動した範囲の測定平均となります。

お、リアスクリーンからボードがはみ出してるよ。

先日小出しに発表された各地のセシウム汚染マップの通りに、水戸までの汚染されている範囲を走っているとほぼこのくらいの値を表示します。

水戸を過ぎて低くなる地域では0.08μSv/h。

日立を抜けて。

幾つかのトンネルを通って。

関本PAで休憩します。

前回測定したときもそこそこ高かった空間線量。敷地内の草地では0.5μSv/h。

舗装された通路上では0.25μSv/h。

さて、ここからは対面交通区間です。

いわきジャンクション付近は0.2μSv/h、茨城県南より低いです(笑)

この辺りまで来ると車をほとんど見かけません。対向車線をすれ違う車は自衛隊、警察、ゼネコンの下請けさんなんかですねえ。

放射線量はじわじわと上がって来ました。

此処から先は数百年は通行止めでしょうね。

お馴染みの広野インターで降ります。

インター降りる途中の値。

料金所です。

被災者なんで無料通行です。

とりあえず会場へ向かう前に電話してもどこも出ないお店のチェックに向かいます。

6号国道のスタンドは。

思った通り廃業していました。10DAYSに参加するつもりの方達が知りたがってた情報で多かったのが、1番が汚染状況、2番がスタンドの情報、3番がコンビニやスーパーの情報です。

とりあえず線量を測定していたら、近所の会社の人が飛んできて線量を教えて欲しいって言って来ました。広野町は移動測定を定期的に実施しています。しかし、その値をあまり信用していないようで、実測値を知りたかったようです。

役場の測定では0.45μSv/h位だったそうですが、私の測定でも0.48μSv/hでほぼ同じと見てよいでしょう。

10mほど移動した国道の車線上では0.4μSv/hでした。帰ってからこの値をある人に伝えたら「なーんだ低い低い、気にする奴は根性なしだ」と言われましたが、私は根性なしなんでかなりビビる数値だとおもいますね。最近は皆なーんだこの程度とか言って、ある意味数値に鈍感になってきていますが、汚染が無くなったわけでなく単に気にしなくなっただけですね。

とりあえず地元民の情報に基づいて、開いてるお店の確認に向かいます。

近隣の家々はほとんどが避難していて無人になっています。ところが、原発事故特需で、この辺りの数軒の民宿は関係者の宿泊施設として営業しているそうです。しかしねえ、郵便配達方は、前進剥きだして配達にバイクで回ってるんですねえ、こんな状況でも。

地震で波打った水戸街道をインターからわずかに進んだだけで。

警戒区域のゲートに到着します。

関係者以外はここで強制的にUターンさせられます。最近域内の空き巣被害が続発していることやテロ対策もあってか、警備の部隊はサブマシンガンで武装しているそうです。

ちなみに、ゲート付近の路肩の線量は0.73μSv/h。

それでは我々もUターンしますね。

ゲート脇の広大な敷地は原発で作業にあたる作業員や関係者の拠点となっています。

ゲート近くの工業団地入口のファミリーマート。地元民の情報では唯一営業しているお店だそうです。ほかのコンビニが全滅なのに、なぜここが営業しているのかというと、千人を超える事故対策関係者のためなんだそうです。お店自体は以前からありますが、現在働いている方は地元の方ではないそうです。なお、ここからいわき方面に向かった場所にあったセブンイレブンは廃業したそうです。スーパーについてはいわき市内まで高速で行くそうで、地元では個人商店が1店営業しているだけらしいです。その店の場所を聞いたんですが、皆さん地元の方じゃないそうで判らないそうです。

さて、コンビニの裏の空き地の線量は0.98μSv/h。うーんやっぱり高いです。

じゃ、少しは低いかなって思ってコンビニの駐車場の端の草地で計ってみたら、針が振り切れちゃいました。

レンジを切り替えて測定してみると、2〜2.2μSv/hもあります。うーん、これはやばいかもねえ。これでも緊急時避難準備を解除するんだねえ。

工業団地に入る道路の空き地数カ所で測ってみると、1.6μSv/h。

道端では0.82μSv/h。

さて、それでは戻って会場に向かいます。

この辺りの工場は閉まっていますが、かわりに関係者の車でどこも車だらけです。

東芝原発対策本部もJビレッジにあります。

さて、6号線から右折して。

常磐道をくぐります。

その2へ続く。